あらゆる環境変化にも対応できる強靭な物流組織を最大限に活用しお客様の真のニーズにお応えします

サントリーロジスティクス株式会社は、サントリーグループ唯一の物流会社として、製品をお客様のもとへお届けするという重要な役割を担っています。1960年の創業以来、ウイスキーやビール、ワインなどの酒類、天然水やコーヒーをはじめとした清涼飲料などサントリー製品の輸送と保管を中心に業容を拡大してまいりました。またグループ会社の業務で培った知見や現場力を活かし、グループ以外の様々な業種のお客様の多様なニーズにもお応えしています。

人材不足をはじめ様々な課題を抱える物流業界は、今まさに大きな変革期を迎えています。持続可能な物流の実現に向けた取り組みとして、当社では「アクティブ ロジスティクス」と「超効率化」を掲げています。
「アクティブ ロジスティクス」とは、受動的に業務を行うだけでなく物流現場の声を積極的に発信していこうというものです。現場だからこそ気づける課題を荷主様と共有し、改善策をご提案することでサプライチェーン全体の最適化に貢献しています。
効率化を超えた「超効率化」に向けては、DXを推進しています。2021年に開設した浦和美園配送センターには、無人受付システムやバース予約システム、またオリジナルのコンベアーを組み合わせた自動運転フォークリフト(AGF)システムを導入し、大幅な工数削減を達成いたしました。また、フォークリフトの安全操作向上に向けAIを活用した判定システムを開発し、安全品質の大幅な改善にも取り組んでいます。

環境負荷の低減も重要なテーマです。サントリーグループは、2030年までにバリューチェーン全体で2019年比30%の温室効果ガス排出量削減という環境目標を掲げています。当社ではバイオ燃料の実証試験への参画、自社フォークリフトにおける鉛バッテリーの再生化やリチウムイオンバッテリーへの切替え、人感センサーによる倉庫照明コントロールなど、温室効果ガス排出量の削減に積極的に取り組んでいます。

これからもサントリーロジスティクスは、サントリー創業者である鳥井信治郎の「やってみなはれ」の精神を受け継ぎ様々なチャレンジを続け、あらゆる環境変化にも柔軟に対応できる強靭な物流組織の構築に努めてまいります。

サントリーロジスティクス株式会社
代表取締役社長

武藤 多賀志